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貧血と飲み物 麦茶の貧血への影響
麦茶は、貧血に特別悪影響を与えることはないと考えられます。
というのも、麦茶にはカフェインが含まれていませんし、鉄と化合して吸収を妨げるタンニンも含まれていないからです。
むしろ、ミネラルが豊富、というウリのもとに販売している麦茶があるぐらいです。
単に麦茶を飲むだけならば、貧血に悪いことはないと思います。麦茶で貧血が改善されるということも同じように考えられません。
飲み過ぎに注意
麦茶が貧血に悪くないからと言って、飲み過ぎてしまわないように注意してください。
日本では、一般的に夏は麦茶を飲みますが、これは麦茶に体を冷やす効果があると昔から信じられてきたからです。東洋医学の考え方がルーツです。
麦茶を飲むと身体が冷えていきます。夏の場合は、ある程度は冷えてくれた方が嬉しいのですが、飲み過ぎてしまった場合、胃や腸が冷えて、消化不良を起こしてしまいます。
冷えると言うことは、見方を変えると、血流が悪くなりやすくなるということです。
貧血で悩んでいる方にとって、血流の悪化は避けたいものです。
また、麦茶は通常冷やして飲みます。
冷やした麦茶を飲むとさらに体は冷えていきます。
1杯ならまだ大丈夫でしょうが、あまりに飲み過ぎると、身体が冷えすぎて血流は悪化し、貧血を悪化させてしまうことも考えられます。
麦茶が血流を改善するという話も
一方で、麦茶が血流をよくするという見方もあります。
これは、麦茶の香り成分であるピラジンが、手足などの末梢の血流を促進すると考えられているからです。
ピラジンの量は、麦茶の製法や煮出し方によって変わります。
麦茶パックを水の中に放り込んで、色が付いたらパックを取り出す、というやり方ではピラジンは抽出されないらしいのです。
「沸騰させた熱湯を火を止めて、 ”麦茶粒のパック ”を入れて30分放置」これでビラジンが多く入った麦茶が作れます。
いずれにしろ、身体の冷やし過ぎは良くないので、麦茶に限らず、冷たい飲み物を飲み過ぎるのは貧血に悪いのでやめましょう。